Coincheckの「貸暗号資産サービス」につい徹底解説

暗号資産

こんにちは、IverAviです。

Coincheckの「貸暗号資産サービス」は、初心者でも簡単に始められる暗号資産(仮想通貨)の運用方法の一つで、保有している暗号資産をCoincheckに貸し出すことで利息(利用料)を受け取れるサービスです。

今回はCoincheckの「貸暗号資産サービス」について、初心者向けにわかりやすく具体的に詳しく解説していきます。


貸暗号資産サービスとは?

貸暗号資産サービスは、簡単に言うと「暗号資産をCoincheckに預けて、一定期間後に利息付きで返してもらう」仕組みです。

銀行の定期預金に似ていますが、預けるのは日本円ではなく、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などの暗号資産です。

どうやって利益を得る?

あなたがCoincheckに暗号資産を貸し出すと、貸し出した期間に応じて「利用料」という形で利息がもらえます。

この利用料は、貸し出した暗号資産と同じ種類で支払われます(例:ビットコインを貸した場合、利息もビットコインで返ってくる)。

なぜCoincheckは利息を払うの?


Coincheckは借りた暗号資産を運用(例えば、他のユーザーに貸し出したり、取引に利用したり)することで利益を得ます。

その一部を利用料としてあなたに還元する仕組みです。

初心者にとっての魅力

暗号資産の価格変動に左右されず、安定した利息を得られます。

難しい取引やチャート分析が不要で、預けるだけでOK。

Coincheckの口座があれば簡単に始められる。


サービスの特徴

Coincheckの貸暗号資産サービスには、以下の特徴があります。

対応する暗号資産

Coincheckで取り扱うすべての暗号資産(2025年4月時点で31種類)が貸し出しの対象です。

以下は主な例:

  • ビットコイン(BTC)
  • イーサリアム(ETH)
  • リップル(XRP)
  • ネム(XEM)
  • その他、ペペ(PEPE)、マスクネットワーク(MASK)など

どの暗号資産が対応しているかは、Coincheckの公式サイトにログインして確認できます。

貸出期間と年利

貸し出し期間は以下の5つから選べます。それぞれの期間に応じた年利(利息率)が設定されています:

  • 14日間: 年利1%
  • 30日間: 年利2%
  • 90日間: 年利3%
  • 180日間: 年利4%
  • 360日間: 年利5%

: 10BTCを90日間、年利3%で貸した場合の計算
利用料 = 10BTC × 3% ÷ 365日 × 90日 = 0.07398BTC
90日後に10BTCが返却され、追加で0.07398BTCが利息として付与されます。

最低貸出数量

貸し出しには最低数量が設定されていますが、Coincheckでは比較的少額から始められます(例:ビットコインなら0.01BTC程度)。

具体的な最低数量は通貨ごとに異なるので、申請時にご確認ください。

利用料の受け取り

利用料(利息)は、貸出期間が終了し、暗号資産が返却される際に一括でアカウントに付与されます。

利用料は貸した暗号資産と同じ種類で支払われます(例:BTCを貸したらBTCで利息がもらえる)。

簡単な手続き

Coincheckの口座を持っていれば、以下のステップで簡単に始められます:

  1. 貸暗号資産サービスに登録(ログイン後、専用ページから申し込み)。
  2. 二段階認証や本人確認を完了。
  3. 貸したい暗号資産、数量、期間を選んで申請。
  4. Coincheckの審査を経て、承認されれば貸し出し開始。

すでに口座を持っている人は、新たな書類提出などは不要で、すぐに申請可能です。


初心者が知っておくべきメリット

貸暗号資産サービスは初心者にとって以下の点で魅力的です。

簡単で低リスクな運用

暗号資産の売買やトレードは価格変動のリスクがありますが、貸暗号資産サービスは預けるだけで利息が得られるため、初心者でも取り組みやすいです。

トレードの知識やチャート分析は不要です。

高い年利

銀行の定期預金(年利0.01%~0.2%程度)に比べ、最大5%の年利は非常に魅力的です。

長期保有との相性抜群

暗号資産を「長期間持っておきたい」と考える人にとって、ただ保有するだけではなく、利息を得ながら待てるのは大きなメリット。

例えば、ビットコインの価格上昇を期待して保有している場合、貸し出せば価格上昇+利息の二重の利益を狙えます。

豊富な通貨と柔軟な期間

Coincheckは31種類の暗号資産に対応し、14日~360日の幅広い貸出期間を選べるため、自分の投資スタイルに合わせやすいです。

短期間で試したい人も、長期でじっくり運用したい人も利用可能です。


初心者が注意すべきリスクとデメリット

どんな投資にもリスクはつきものです。以下の点を理解しておきましょう。

Coincheckの破綻リスク

貸暗号資産サービスは「消費貸借契約」に基づくサービスで、貸した暗号資産はCoincheckの資産と混ざって管理されます(分別管理の対象外)。

万が一、Coincheckが破綻した場合、貸した暗号資産が返ってこない可能性があります。

対策:Coincheckはマネックスグループ(東証プライム上場企業)の傘下で、セキュリティや経営体制が強化されていますが、100%安全とは言えません。

リスクを抑えるため、少額から始めるのがおすすめです。

貸出期間中の制約

貸し出した暗号資産は、貸出期間が終了するまで売却や送金ができません。

例えば、90日間貸し出した場合、途中で「売りたい」と思っても期間終了まで待つ必要があります。

対策:短期(14日や30日)のプランから試して、資金のロックアップに慣れると良いでしょう。

価格変動リスク

暗号資産の価格は常に変動します。貸し出し中に価格が下落すると、利息を得てもトータルで損失になる可能性があります。

例: 10BTCを貸し出した時点で1BTC=500万円だったが、返却時に1BTC=400万円に下落した場合、利息を得ても資産価値が減少する。

対策長期保有を前提とするか、価格変動に影響されない少額で運用する。

貸出申請はCoincheckの審査を受けます。

審査落ちの可能性

貸出総額や期間によっては承認されない場合もあります(特に人気の90日以上プランは上限に達していることが多い)。

対策:短期間のプランやマイナーな通貨を選ぶと、承認されやすい傾向があります。

預金保険の対象外

銀行預金とは異なり、貸暗号資産サービスは預金保険の対象ではありません。

対策:リスクを理解し、余剰資金で運用しましょう。


具体的な始め方(ステップごとの解説)

初心者が貸暗号資産サービスを始める手順を詳しく説明します。

  • Coincheckの口座開設と暗号資産の購入または入金
  • Coincheckの口座がない場合は、まず口座を開設します(無料、最短5分)。
  • 必要なもの: メールアドレス、本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)。
  • そして、貸し出す暗号資産を用意します。まずはCoincheckで暗号資産を購入してみましょう。

Coincheckの口座開設や暗号資産の購入に関しては以下の記事で解説していますので、そちらをご参考くださいませ🖐️

貸暗号資産サービスに登録

  • Coincheckのウェブサイトにログイン。
  • 「取引アカウント」から「貸暗号資産アカウント」に切り替えて、「貸暗号資産サービスに登録する」ボタンをクリック。
  • 規約に同意し、必要事項を入力(すでに口座があれば簡単)。
  • 登録が完了したら、「貸暗号資産」から「振替」を選択。
  • 取引所の資産残高から貸し出す分の資産を入力。

貸出申請

「コインを貸す」を選択し、「貸し出し可能額」に先ほど振り替えた資産が反映されているか確認しましょう。

  • 貸したい暗号資産: BTC、ETHなどを選びましょう。
  • 貸出期間: 14日、30日、90日、180日、360日から選択。(※受付中のものを選びましょう。)
  • 数量: 最低貸出数量以上を入力。

内容を確認し、「貸し出し申請する」をクリックしてください。

審査と貸し出し開始

Coincheckが申請を審査します(通常、数日以内)。

承認されると、指定した暗号資産が貸暗号資産アカウントに移され、貸し出しが開始します。

貸出期間中は、アプリやウェブで状況を確認可能です。

返却と利用料の受け取り

貸出期間が終了すると、貸した暗号資産+利用料がアカウントに返却します。

返却された暗号資産は、売却、送金、または再び貸し出しに利用できます。


初心者向けの運用例

以下は、初心者が少額で始める場合の具体例です。

ビットコインで短期運用

  • 貸出資産: 0.1BTC(約50万円、1BTC=500万円の場合)
  • 貸出期間: 30日(年利2%)
  • 利用料の計算:
    0.1BTC × 2% ÷ 365日 × 30日 = 0.00016438BTC
    (約822円、1BTC=500万円の場合)
  • 結果: 30日後に0.1BTC+0.00016438BTCが返却。価格が変動しなければ、約822円分の利益。

イーサリアムで長期運用

  • 貸出資産: 1ETH(約25万円、1ETH=25万円の場合)
  • 貸出期間: 360日(年利5%)
  • 利用料の計算:
    1ETH × 5% ÷ 365日 × 360日 = 0.049315ETH
    (約1.23万円、1ETH=25万円の場合)
  • 結果: 1年後に1ETH+0.049315ETHが返却。価格が変動しなければ、約1.23万円分の利益。

よくある質問(FAQ)

Q1: 貸し出し中に暗号資産の価格が暴落したらどうなる?

貸した暗号資産は期間終了まで売却できないため、価格下落による損失リスクはあります。

ただし、利息は価格変動に関係なく支払われます。価格変動が心配なら、短期プランを選ぶか、少額で運用しましょう。

Q2: 利用料に税金はかかる?

はい、利用料は「雑所得」として課税対象になる場合があります。

年間20万円以上の利益が出た場合、確定申告が必要です。

Q3: 途中で貸し出しをキャンセルできる?

いいえ、貸出期間中のキャンセルはできません。

期間終了まで待つ必要があります。

Q4: Coincheckの安全性は?

Coincheckは金融庁登録済みの暗号資産交換業者で、マネックスグループの傘下にあります。

2018年のハッキング事件以降、セキュリティを大幅に強化していますが、絶対安全とは言いきれません。


初心者へのアドバイス

  • 少額から始める: リスクを抑えるため、最初は少額(例:5,000円~1万円分)で試してみましょう。
  • 短期プランから試す: 14日や30日のプランなら、資金のロックアップ期間が短く、サービスの感触をつかみやすい。
  • リスクを分散: 複数の暗号資産を貸し出す、または一部は自分で保有するなど、資産を分散させると安心。
  • 公式情報を確認: 貸出可能な通貨や最新の年利は、Coincheckの公式サイトやアプリで常に確認してください。

まとめ

Coincheckの貸暗号資産サービスは、初心者でも簡単に暗号資産を運用できる便利なサービスです。

最大年利5%という高い利息、31種類の豊富な対応通貨、14日~360日の柔軟な貸出期間が魅力で、長期保有を考えている人に特に向いています。

一方で、Coincheckの破綻リスクや価格変動リスク、貸出期間中の売却制限などのデメリットもあるため、リスクを理解した上で少額から始めるのが賢明です。

興味があれば、まずCoincheckの口座を開設し、少額で14日プランを試してみるのがおすすめです。

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