こんにちは、IverAviです。
当ブログは、仮想通貨初心者向けへのクリプト知識をわかりやすくをモットーに解説する記事をあげております。
みなさんは影響力のある人物が何か品物を作って売ったとしたら、それをいくらいで買いますか?
その品物にどれほどの価値が見出されたかで、プラチナ価格がついたりするのはよく耳にする話ですよね。
暗号資産市場においてもそれは同じで、誰かの一声で仮想通貨がブロックチェーン上で発行され、稀に大きな価値が見出されたりしています。
もし、とある暗号資産が2兆円以上のお金が動く価格で取引されたとしたら?
そんな嘘みたいな話が、今後の相場を盛況なものにさせるかもしれません。
今回はそんな「冗談」がきっかけで誕生した「ドージコイン」をざっくり解説していきたいと思います。
どうぞよろしくお願い申し上げあます。🙇
ドージコインって?

ドージコインは、ビリー・マーカス氏とジャクソン・パーマー氏が開発した、ミームコインです。つまり、「ミーム」=冗談・ジョークのもとで誕生した仮想通貨です。
ビットコインやイーサリアムのような仮想通貨プロジェクトが「何らかの問題を解決するための目的がある」のに対して、ドージコインのようなミームコインは、単なる「ネタ」を題材として作られたものになります。
ビットコインのパロディー版とも称され、柴犬をモチーフとしたロゴを用いており、当時のインターネット上で人気だった「ミーム(meme)」を元に、「Dog(犬)」の単語を掛け合わせたのが「DOGE」とされます。
基本的な仕組み

ドージコインは、もともと「ライトコイン」をもとに開発され、取引検証(確認作業)時に新たに仮想通貨がもらえる「PoW(Proof-Of-Work)」の形式を用いて発行されています。
「ライトコイン」は、もともとビットコインを参考にして作られた多くの共通点を持つ仮想通貨です。(時価総額ランク23位)
ビットコインと比べて、ドージコインは、高速な取引を行うことができ、取引手数料が非常に安いのが特徴です。
取引検証時のノードも高度な計算を必要としておらず、多くのユーザーが気軽に参加できるネットワークとなっています。
ドージコインには、発行上限はなく、すでに1300億枚の「DOGE(単位)」が市場に流通しています。
今後継続的に増えていけば、発行上限のあるビットコインより価格が比較的安定していくとされ、単価も20円と、他と比べて安いのが特徴的です。
ドージコインの価値
ドージコインは、時価総額ランキング8位にランクインするほどの注目度の高い暗号通貨となっています。
しかし、普通ならなぜそこまで価値が見出されるのかと疑問を持ってしまいます。
仕組みや実用性からして画期的なプロジェクトともいえず、そもそもジョークで作られたものですから、長期的な戦略などは全く読み取れないのが実情です。
使い道

1つには、仮想通貨としての使い道です。
例えばイーサリアムの「ETH」ように、「ガス代としての手数料」や「NFTの購入」、「DeFiでの投資」などの目的に沿った用途があるのに対し、ドージコインは特に何かに特化して使い道があるというわけではないみたいです。
ただ、仮想通貨として人から人へと送金が可能であり、一部企業のサービスの決済手段として使えるのはあります。
しかし、ビットコインよりも送金の速度が優ってはいますが、カルダノやソラナなどの「PoS(Proof-Of-Stake)」の「高速取引」や「安価な手数料」には劣ります。
SNSの「Reddit」というサービスで、実際にチップ代金として使われる事例が紹介されるみたいですが、必ずしもドージコインでなければならないというわけでもないみたいです。
コミュニティ

他の仮想通貨プロジェクトの何よりも圧倒しているのが、「熱狂的なファンのサポート」です。
どのプロジェクトにも支援するコミュニティが存在しますが、ドージの場合、人の支えがそのまま今の価値を大きく担っています。
その要因として、「コンセプト(構想)への共感」と「各SNSでの存在感」です。
近頃では、TickTokでのミームネタがバズったことにより、多くの若年層にヒットし、大手取引所が注文量の需要に耐えきれないという異例の事態が発生していました。
イーロン・マスク

多くのファンに支えられるのと相まって、テスラCEOのイーロン・マスク氏の登場により状況は一変します。
ドージを保有している彼の旧Twitterでのツイート一つで、価格が上がるのはもはや当時では恒例行事とされていました。
マスク氏の2022年のTwitterの買収劇は、ドージの価格を2倍以上に跳ね上げるなど、彼に多大な影響力があることが証明された出来事でした。
「X」の新たな機能の変更・追加等により、ドージの需要と価格がともに上昇すると言われ、あくまでも憶測の下で直近の価格に影響するのは間違いないようです。
しかし、「X」のサービスにドージコインを利用する話は、最近になってマスク氏が「ドージのXへの導入予定はありません」と明言したことで価格は転落しました。
彼がトランプ政権下のDOGE(政府効率化省)の重役を担ってからは、この件に関して曖昧にしている部分があり、一般ユーザーも困惑している状態です。
それでもなお時価総額8位の座をキープし続けているのは、まだまだ今後の展開に期待が寄せられている所以なのでしょう。
彼の決断次第でドージの未来が変わっていくのは、もはや揺るぎない事実のようです。
まとめ
以上が「ドージコイン」に関する解説でした。
かなり簡潔ですが、ミームコインの代表格でもあるため一応紹介してみました。
以下まとめとなります。
- ドージコインは、ジョークのもとに誕生した元祖ミームコインである。
- 発行上限はなく、「PoW」の検証作業のもと取引速度は早く、手数料も安価で、1300億枚がすでに市場に流通している。
- 使い道はほとんどないが、たびたび決済手段として使われるケースがある。
- ドージコインは、「コンセプトの共感」や「SNS上での存在感」により、熱狂的なファンのサポートの上で価値が保たれている。
- イーロン・マスク氏の発言次第で、価格の動向が大きく左右される。
ドージコインは、人やコミュニティがいかに重要であるかを示したプロジェクトとなります。
マスク氏のドージに関するポスト一つで大きな価格変動が見込まれるため、価格と価値の支えは意外に脆く、心理的な要素が大きく作用しています。
事実、マーケットを見ると0.05ドル〜0.1ドルの間を行ったり来たりで、かなり激しい変動を見せています。
投資を検討する際には、そういった不安要素を加味する必要がありそうです。
以上となります。
ここまで読んでくださりありがとうございました。🙇
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